2歳のうちの子…全然野菜食べない
「一口だけでも食べて」 「いや!!」
終了…
なんていうお子さんたくさんいらっしゃることでしょう。
離乳食までは順調だったのに…いやはや離乳食期から主食しか食べてくれない
なんてお子さんもたくさんいるはず
幼児の偏食に悩む親は気が気ではないですよね。
うどんしか食べない、パンしか食べない、好き嫌いが激しい幼児にどう対処するか
頭を悩ませることは少なくないでしょう。
しかし、子供の偏食に対して過度に心配する必要はありません。
この記事では、「いずれ食べられるようになるから、あまり気にしないでほしい」という視点から
偏食に対する考え方と対処法についてお話しします。
ぜひ最後までご覧ください。
Contents
幼児の偏食は自然な現象
そもそも幼児の偏食は自然な現象であることを理解しましょう。
よくネット「偏食ひどい」等と検索すると自閉症や発達障害等が
一緒に紹介されて不安になりますよね。
確かにそういった子たちにも特性はありますが偏食な子=必ず何かしらの障害がある
というわけではありません。
幼児期は成長と発達の過程であり、味覚も発達途中です。
新しい食べ物に対する拒否反応は、進化の過程で身につけた防御機能の一部なのではないか
とも言われています。
未知の食べ物を避けることで、毒物や有害なものを摂取しないようにするという本能が
働いているのです。
例えば私たち大人も、外国で見たこともない奇抜な色で、得体の知れないものを
現地の人が「これは栄養があるから食べなさい」といわれて、素直にすぐに食べられませんよね。
苦手な代名詞、ピーマン・ナスといったものが子供にとってはそう見えているかもしれませんね。
偏食への対処法
偏食に対して親ができることは、過度なプレッシャーをかけず
食事の時間を楽しいものにすることです。
以下のポイントを参考にしてください。
1. 食事を楽しむ環境作り
よく陥ってしまう例として育児を頑張っているご家庭程、多いのが
何とか、野菜を食べさせよう!たんぱく質を取らせないと!!
頑張ってしまい、拒否する子供に「何で食べないと!!」ときつく叱ってしまい…
自己嫌悪に陥る…
というスタイル…我が家もそうでした…
「せっかく工夫して作ったのに!!」という感情さえむくむく沸き上がります
しかし子供に食事の時間を楽しいものにすることがまず一番大切なのです。
親がイライラしたり、怒ったりすると、子供も食事に対して
ネガティブな感情を抱いてしまいます。
食べてくれなくても、ポイっと投げ捨てられても「そっかー食べたくないか!」
とそれはほったらかして、家族みんなで楽しく食卓を囲むこと
これで子供もリラックスして食事を楽しむことができます。
そもそも幼児期の食育はいろんなものを全部食べられることではなく
食事=みんなで楽しく過ごせること
これができていれば大成功だと思います。
2. 少しずつ新しい食べ物を取り入れる
新しい食べ物を一気に与えるのではなく、少しずつ取り入れてみましょう。
最初は小さな一口から始め、無理強いせずに自然に受け入れるように促します。
大抵は「いや!!!」と断れるでしょうから「そかー嫌なんやね!」と
そのまま自分が食べて「おいしいなー!」とおいしそうに食べてみましょう
子供は養育者が大好きなので同じことをしてみたい!という気持ちが強くあります。
無理に与えず目の前で美味しく食べていれば、いつか興味を示してくれる時が来ます。
子供が新しい食べ物に興味を持ったら、ほめてあげることも重要です。
3.嫌いなものも食卓には出しておく
どうせ作っても食べないピーマン、ナス、しいたけ…
「食べてくれないなら勿体ないし出さないどこー」とはしないで
前述でも書いたように子供は
未知の食べ物を避けることで、毒物や有害なものを摂取しないようにするという本能で
偏食があるのです
したがってあえて嫌いな食材は気にせず、子供の好みの物も出しつつ
親の好みで出しちゃいましょう。
そこで苦手なもの無理やりに食べさせることをしなければいいんです。
目の前で嫌いな食べ物を親がおいしそうによく食べていたら、
いつの日か美味しいのかな?食べてみようかな?となるようになります。
4. 子供のペースに合わせる
子供にはそれぞれのペースがあります。
赤ちゃんの頃からもりもり好き嫌いなく食べる子
赤ちゃんの頃から主食しか食べない子
特にお子さんがあまり食べない子だったり、身長体重が小さめな子だと
他の子供と比較して心配になりますよね。
しかし親がいくら無理やり食べさせたとしても何も変わりせん。
下手したら余計に苦手なものが全く食べたくないもの担ってしまいます。
難しいですが自分の子供のペースに合わせてあげましょう。
焦らずに、子供が自分のペースで新しい食べ物を受け入れるようにサポートしていきましょう。
いつかたべるようになる
幼児の偏食は一時的なものであることがほとんどです。
わが子の場合、長女も長男も年少頃から落ち着いてきた印象です。
赤ちゃんの頃からご飯は主食オンリーの2歳の次女は
自宅ではふりかけご飯・麺類・豆腐以外のものはポイ!
ところが保育園ではおかずを含めて完食するようになってきたようです
このように成長と共に味覚も変わり、いずれは多くの食べ物を食べられるようになります。
どうしても親が焦ったり、過度に心配したりしてしまう気持ちはよく分かるのですが
逆効果になってしまいます。
子供の食事に対してあまり気にせず、リラックスして見守ることが大切です。
成長を見守る親の役割
偏食に対して親ができることは、我慢して我慢して成長を見守ること。
偏食に対して無理強いせず、子供の好き嫌いを気にせず食事を提供し、
一緒に、楽しく「美味しいね~!」と食べること
そうすれば、いつか、いつの日か、自然と子供の食生活も改善されていきます。
まとめ
今回は いつか食べる ほっとこ 野菜嫌い、偏食の子について解説しました。
わが子も特に第一子の時は、野菜を食べないから刻んでハンバーグにしたり
一口でもいいから食べてと無理にやって癇癪を起したり、
いろんなことを試してきましたが、怒っては自己嫌悪の日々で
食事が苦痛な時期もありました。
しかし、ある時から「保育園で食べられるようになるし、まあいっか」と
頑張ることを諦めました。
保育園の先生にお話を伺うと自宅ではあまり食べない子が
保育園だと何でも完食する子が多いとの事。
みんなと楽しく食事ができていて、みんなが食べてるから
自分も頑張ろうという意欲につながっているのではないかとの事でした。
我が家も頑張らない食事を取り入れて、以前より食事を楽しめるようになり、
現在6歳の娘は野菜もしっかり食べてくれます。
幼児の偏食に悩むことは多いですが
「いずれ食べられるようになるから、あまり気にしない」という考え方で
焦らずに対処することが大切です。
食事の時間を楽しいものにし、子供のペースに合わせて
新しい食べ物を少しずつ取り入れること
親が目の前で子が苦手な食材をおいしそうに食べること
以上のことを取り入れることで、自然と偏食も改善されていくでしょう。
親がリラックスして見守ることで、子供も安心して成長していきます。
頑張らずに暖かく見守る育児を頑張りましょう。
最後までご覧いただきありがとうございます。