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実家のワンコ さくらちゃん
さくらちゃんプロフィール
先代犬がなくなって半年後我が実家にやってきたワンコ さくらちゃん。先代犬がとってもおとなしくお利口さんだったのでシェルティーってこんな性格の子が多いもんだと思って母と独身時代に折半してペットショップからお迎えした。
ところがどっこいむっちゃ吠える、そわそわしまくり、お散歩ができない(笑)散歩に外に出れば車にバイクに犬に食ってかかる。しつけの問題だ!!としつけ教室にかかれば多くの犬をしつけてきたであろうドッグトレーナーから「この子はとんでもなく気が強くて難しい!ご愁傷さまです。」とあきれて言われる始末。そのあとも教室に通ったり、預けたりしてみたが変わらず。でもかわいい子♡いつもなでて~とよってきて頭をなでさせる。甘え上手な女の子。
外できちんとしたお散歩はあきらめたが室内で排泄をちゃんとした場所ではしっかりできる子にはなった。私が独身時代ではこのさっちゃんとココアとショコちゃん3匹と1人の4匹人で一緒のお部屋で暮らしていた。寝る時もベットの上で寝ていた。今は懐かしい。
私が結婚後はもともと管理していたココアを私が引き取りショコちゃんとさくらちゃんは母が管理するようになった。2匹部屋だ。その後2匹は仲良く過ごして、寝床はサークルを好むようになりいつもワンワンさくらは言いながらも元気に過ごしていた。
2023年5月にショコラちゃんが胆嚢破裂の術後に亡くなった。さくらは気が付いてもなかったのかさみしがる様子もない。母はさくらちゃんはもう13歳でおばあちゃんだから後の短い余生を一緒に楽しく過ごそうと考えていた。
いきなりの余命宣告
体調が悪いだけではなかった
犬は自分の死期をわかっていてごはんや水を食べなくなるとよく聞くがまさに彼女もそのような感じでちょっとご飯の食べ具合が悪いなと思っていた数日後、急にご飯を食べなくなった。ソファーに飛び乗って寝るのが大好きなのにずっと下で寝ている。
あれだけ朝はワンワン吠えてご飯をよこせと言っていたのに...かかりつけ医がたまたま休診だったため近くの病院へ連れて行くと脾臓のがんだと宣告された。青天の霹靂だ。脾臓から肝臓、ほかの臓器にもすでに転移しており多分DICだと。もっても2週間と。
半年に一度血液検査をしても意味がない
さくらちゃんは甲状腺機能低下症を患っていてずっと服薬してきた。ご飯だって病院指定のだ。おやつだってやっていない。半年に一度は血液検査もしてきたのに何でこんなことになるのか...さくらちゃんの余命を聞いたとき、かかりつけ医に行って2か月目位しか間が空いてなかったため、なぜこんなことが起きてしまったのかかかりつけ医に不信感が募った。しかしのちに聞いた話だとこの脾臓の腫瘍は70%の確率で悪性、たとえ転移前に摘出したとしても抗がん剤治療をしたところで余命半年だという。また、半年に一度血液検査をしていてもガンの発見は難しく、エコーの検査もしないとまず脾臓の腫瘍は悪化した後でないと分からないらしい。
ご飯食べない 水飲めない 皮下注射の選択肢
食べない飲まないでも歩ける
今はお部屋で自由に過ごしている彼女。自分でサークルにも入る。
帰ってきてその日まではさくらちゃんは水を飲めていたけどその後は全く受け付けず流動食も難しくなった。でも歩けるし自分でサークルにもいく、寝返りも打てるしトイレも指定の場所でしてる。
本人はしんどいはず、やってあげられることとしたら抱っこしてお散歩、頑張ってトイレした後踏ん張りが付かず汚れてしまった体をふいてあげたり、多少ぽかりと水を割ったものを含ませる程度だ。水は嫌がるけどポカリと水で割ったのは多少飲んでくれる。昨日はいつものカリカリご飯を4口ほど食べてくれた。
皮下注射をしに行くことがBestなのか悩んでる
余命宣告を受けて二日後かかりつけ医に行ってきたが診断は変わらなかった。分かってたこととはいえショックだったが担当医が本当に親切で終末医療はここでお願いしようと決めた。
その先生は余命1か月ほどだと最初は話していたが黄疸がかなり進んできているため昨日時点(2023年8月9日)であと1週間ほどよ言われた。2日に一度皮下点滴を打ちに行っているがそれが彼女にとって本当に望んでいることなのかとも思う。担当医に相談してもやはり飼い主の考え方次第。延命にしかならないから、しない人もいる。ただし吐き気止め、痛み止め、ご飯が食べれないままの状態はかなりしんどいはずだから少しでも楽になってもらえたらとのことだった。
確かに朝彼女のお部屋に入っていけば立って出迎えてくれる。お散歩に行く?と聞けば行くそぶりがある。抱っこして散歩していけば周りをきょろきょろ楽しそうに吠えはしないがしている。病院帰りの日はずっと寝ているが病院に行くときに極端に嫌がったりすることもない。わんこは喋れないし、さくらちゃんに関しては持ち前の気の強さなのかキャンとも泣かずただ寝たり起きたりを繰り返しているだけだ。
結局は飼い主のエゴかもしれないだけどそれがBetterなのかもしれない
ショコちゃんに比べたらとても幸せな生活を送れているはず。それは彼女だけでなく私たち家族もだ。最後がもう近いからこそ、写真も残せるし、彼女とのお別れを意識しつ接することができる。宣告されて1週間はとんでもなくしんどくて毎日が苦しかったが、今は少しだけ覚悟が出来つつある。
それはやはり皮下注射を打ちに行き水分を多少とってるからだと思う。担当医も皮下注射は”飼い主様との最後の思い出の時間”を作り出す意味もありますよと言っていた。という事はやはり飼い主のエゴなんだろうなと。今さくらがけいれんを起こしたり、昏睡状態になっていないからそんなことが言えるのかもしれないが。皮下注射を打つも打たないも結局は飼い主が決めるしかないのだからその判断を一生懸命家族で考えだした答えがBestじゃなくてもBetterなのかもしれない。
願わくば苦しまないでほしい
今日で宣告されて11日なのだが今のところは元気そうだ。お別れが近いのがさみしいのは私が受け入れればそれでいいができれば苦しまないで寝たまま気が付いたら本人があれ??と楽になってくれたらなと願っている。
でもまあ今のところはまだ立てているから、残り少ない時間大好きをたくさん伝えていきたい。週末まで元気でいてくれてありがとう。大好きだよ。