我が家は長女6歳・長男3歳・次女1歳の3人育児中だ。
そして夫婦共働きの互いにフルタイム勤務。なおかつ夫は2交代制の激務工場勤務。
家事育児はワンオペにならざる負えないのが私の日常だ。
したがって、現状私の心情的には、育児=苦痛9割・ハッピー1割の割合になっている。
それでも3人育児はお勧めだ。3人目の子どもは欲しいけど、なかなか踏み切れない...。
それなら、とりあえず産めそうなら産んでみよう
3人育児実際にやってみてしんどい率が高くてもお勧めな理由を解説する
三人育児のメリット 3選
親が鍛えられる・マルチタスクをこなせるようになる
結論、一番のメリットはこれである。親が子に早く育てられる。これに尽きる。
育児は育自である。これが3人育児以上は顕著に出てくるのではないか。
子育てをしていると子に時間を奪われる。
自分の我慢が強いられることが頻発する。やりたい事、この時間までにはなんとかしたい事のたいていが出来なくなる。親子間でいざこざが起きることもしばしば。
これが3人育児となると
親と一人の子だけならこの二人間だけの問題だが、これが子が二人、三人になると親子間だけではなく子ども同士間でもいざこざが発生。
やれ誰がこうした!こうされた!だの....仲裁や時には制裁をしろだの…
これが365日毎日だ。
例えば一人の子だけだった場合、一人の子だけをフォローしてしまえば良いが、兄弟児だと依怙贔屓だの、ずるいなど,その子その子の見る角度,また成長・発達が違うためさらに問題がややこしくなるのもしばしば
その中で家事や仕事、雑務をこなすのである。必然的に親はとんでもなく鍛えられる。
朝のいざこざをなんとか切り抜け保育園に送りとどける能力。仕事をなんとかやりくりし、定時に上がれるよう周りの環境への配慮、謝罪…自分の仕事を何とか終わらせる能力。
帰宅すればあっちこっちからのママ!!コールを聞きながらご飯を作る、安全を確保しながら風呂に3人をいれる。授乳しながら、両手を大きく広げ手をつなぎながら寝かしつける。などなど
マルチタスク能力が培われるのも当たり前だ。
仕事で疲れ果てていても、熱があっても、眠たくても365日、手を抜きまくったとしても最低限、子を安全に生かすという使命はやめられないのだ。
これを聞くと『そんな生活は嫌だ、私には無理だ』と思われる方も多いだろう。至極真っ当な意見だ。
それでも私は3人育児推奨派だ。なぜならここまで強制的にマルチタスクをこなせるようになれる場所はないと感じるからである。そして、この期間は永遠には続かない。育児が少しだけでも楽になったなと感じる時には、たいてい子は成長し、残るものはマルチタスクをこなせる自分自身と、その怒涛な日々を過ごしたかけがえのない思い出という財産である。
私は度々、しんどくてもう無理!!やれない!!そう思って育児経験者に相談することがあるのだが皆が口をそろえて言うのだ。「とってもよく分かる!大変だった。思い出せないくらい…でも貴重な時間だった。貴方の財産になるよ」と。
今私はまだ、とんでもなくしんどい時期なのだが、外出した時に長女が長男を守る姿を見たとき、毎日けんかしている長男、次女が仲良く遊べる瞬間がある時、その瞬間だけだが3人育児のしんどさを全て浄化させるのだ。
社会性が家庭で培われる
家庭内で社会性が育てられる。これも大きなメリットといえる。3人育児でよく言われる社会性が備わるという事はとてもひしひしと感じる。
一緒に遊んだり、喧嘩をしたり、軽いけがをさせてしまったり、もちろん2人育児でもできるのだが3人育児だとそれがもっと顕著に見えてくる。
けんかをする二人に仲裁に入ったり、ちょっとしたズルを見逃さずに忠告したり、お世話してくれる子が今度はお世話される側になったり。自分以外の子がママに取り入る様子を見て真似してみたり。
もちろんそれは保育園や幼稚園でも、培われるものだが遠慮なく喧嘩でき、多少の身体的痛みや心身的な痛みを家庭で経験できるというのはとてもいいことだと感じる。
子が3人という分散 こどもガチャ的にも安心
巷ではよく親ガチャという言葉が言われているが、子ガチャという言葉もあるのではないかと思う。
それは私とその子自身が合わない!!というだけではないと最初に前置きしておきたい。子は乳児期、幼児期と学童期と少しづつ成長していくのだが、その時々に成長と伴って親にとって大変なことが異なってくる。
例えば乳児期、まだ自分では何もできないが、喋りもしないのでお世話が大変なものの毎日癒してくれる。3人育てて思うのはこの時期は、身体的には大変だが心身的には癒しの時期だ。
ところが幼児期になると自我が出始める。2歳頃だろうか…これは嫌!あれがいい!!言いたくても親子間で意思疎通が取れない。いわゆるいやいや期である。癇癪がひどくなるのもこの時期。そろそろ次女がこの時期に足を突っ込んでいる。
3歳、4歳を超えてくるとおしゃべりができるようになり、意思疎通も取れ多少だが我慢も少しづつ出来てくる。保育園であったことも話せるようになり、また平穏な時期になってくる。でもまだ自分のことが全てできる時期ではなくてまだ介助がいる時期。長男がこの時期。
ところが5歳、6歳になると言葉が巧みに…ママがすればいいやん!!、ママだってここが悪いやん!!等、痛いところを一々つついて来たり、反抗的な態度をとってみたり、また厄介な時期がやってくる。今長女はこの時期。
こういった成長過程での変化に親はその都度、精神的に振り回されるのだ。その時に3人育児の強みが発揮される。長女が反抗的で大変なの時は、穏やかな長男に癒される。長男ができなーい!!と騒いでいるとお世話好きな長女が仕方ないなーとお世話をする。次女が泣き叫べば長男がなでなでしに行く。
誰かが誰かを世話してくれるし、誰かが癇癪がひどく手の付きようがない時、精神的にしんどい時は安定している子にとりあえず癒されに行く。もちろん、兄弟間に軋轢が生まれないよう私及び子が落ち着いているときにフォローしつつしている。
そもそもこの子が受け入れられない!!と子ガチャじゃないか!!と思える時期もやってくる。あくまで成長過程の時期だと頭では分かっていても、タイミング的にこの子が受け入れられない!!という事は私の場合よくあった。その子にも申し訳なく、どうにかしたいと思いよく保育園にも相談に行った。
解決策としては、土曜日の仕事が休みの時に他の二人を預け、その子との二人時間を取るのが一番効果があった。これはまた他の記事に書きたい。
3人も子がいるためしんどい時に子の誰かに身体的にも精神的にも頼れるのは大きなメリットだ。
もちろん私と3人とも共倒れの時のあるのだが、私に余裕がない時はその時はみんなで倒れっぱなしにして安全に生かすという事だけを目標にするときもある。そんなもんでいいと思っている。